2026年11月5日

イリジウム・ルテニウムの買取|スパークプラグ・電極・ターゲット材の評価

イリジウム・ルテニウムの買取

この記事の結論

  • 奈良屋貴金属の公式サイトでは、評価対象を金(Au)・パラジウム(Pd)・ロジウム(Rh)・銀(Ag)・白金(Pt)の5元素としており、それ以外の成分は評価されないと明記されています(2026年11月5日確認)。イリジウム(Ir)・ルテニウム(Ru)は、この5元素に含まれていません。
  • そのため、イリジウムやルテニウムそのものの含有量を評価して買い取ることは、公式サイト上では確認できません。
  • 一方で、白金イリジウム合金やイリジウムロジウム系の熱電対のように、評価対象の5元素を一緒に含む品物は、その5元素の部分が評価される可能性があります。
  • スパークプラグ、電極、ターゲット材は、公式サイトに取扱可否の記載がありません。品物の材質・状態・含有量などにより異なるため、送付前に必ず問い合わせてください。

目次

  1. イリジウム・ルテニウムとは?白金族の中の「マイナー金属」
  2. イリジウム・ルテニウムの工業用途とスクラップが発生する例
  3. スパークプラグ・電極・ターゲット材を売却するときの確認点
  4. 形状・異物・含有量・重量・状態が査定に関係する理由
  5. 貴金属スクラップの分析・評価の一般的な流れ
  6. 査定を依頼する前に準備したい情報と写真
  7. イリジウム・ルテニウムを扱う業者を選ぶときの確認点
  8. 奈良屋貴金属への相談・申し込み方法
  9. よくある質問

イリジウムとルテニウムは、白金(プラチナ)・パラジウム・ロジウム・オスミウムとともに白金族金属(PGM:Platinum Group Metals)と呼ばれる6元素の仲間です。白金やパラジウムに比べると流通量が少なく、一般的な貴金属買取の現場では扱いが限られることから、「マイナー白金族」と呼ばれることもあります。

◆イリジウム(Ir)の特徴

イリジウムは原子番号77の元素で、銀白色の硬くてもろい金属です。主な特徴は次のとおりです。

  • 融点が非常に高い:融点は2,400℃を超え、白金族の中でもオスミウムに次ぐ高さです。
  • 酸に極めて強い:塊状のものは、金やプラチナを溶かす王水にもほとんど侵されません。
  • 密度が大きい:実在する物質の中で最も比重の大きい部類に入ります。
  • 産出量が少ない:白金やニッケルの精錬時に副産物として得られるため、生産量は白金の生産量に左右されます。

高温や腐食に強い性質から、白金合金の硬化材、高温用のるつぼ、電気接点、スパークプラグの電極などに使われています。

◆ルテニウム(Ru)の特徴

ルテニウムは原子番号44の元素で、こちらも銀白色の硬くてもろい金属です。

  • 酸に強い:王水にも溶けにくい性質があります。
  • 耐熱性・強度・化学的安定性に優れる:電気・電子デバイスの材料として需要が伸びると見込まれています。
  • 高温で酸化すると揮発性の酸化物になる:高温酸化で生じる四酸化ルテニウムは揮発性が高く、取り扱いには対策が必要とされています。

ハードディスクの記録媒体、電解用の電極、チップ抵抗器に使う抵抗体ペースト、電気接点などに使われています。

◆「白金族なら同じように売れる」わけではない

白金族金属はひとくくりにされがちですが、買取業者によって評価できる元素は異なります。精錬や分析の工程が元素ごとに違うためです。

奈良屋貴金属の場合、公式サイトで評価対象とされているのは金・パラジウム・ロジウム・銀・白金の5元素です。白金族のうち白金・パラジウム・ロジウムは評価対象ですが、イリジウム・ルテニウム・オスミウムは対象として記載されていません。この違いを最初に押さえておくと、売却先選びで遠回りせずに済みます。

元素白金族か奈良屋貴金属の評価対象(公式サイト記載)
白金(Pt)○対象
パラジウム(Pd)○対象
ロジウム(Rh)○対象
イリジウム(Ir)○記載なし(5元素以外は評価されないと明記)
ルテニウム(Ru)○記載なし(同上)
オスミウム(Os)○記載なし(同上)
金(Au)・銀(Ag)―対象

※2026年11月5日時点で工業用貴金属スクラップ買取のページを確認した内容です。

イリジウムやルテニウムは、単体の地金として使われるよりも、合金・薄膜・コーティング・ペーストとして少量ずつ使われることが多い金属です。そのため、スクラップになったときも「どこに、どれだけ含まれているか」が見えにくいのが特徴です。

◆イリジウムが使われる主な製品

  • 白金イリジウム合金:イリジウムは白金合金の硬化材として使われ、理化学器械や電気接点などに用いられます。
  • イリジウムるつぼ:融点の高さを生かし、結晶を育てるためのるつぼなど高温用途に使われます。
  • イリジウムロジウム系熱電対:半導体製造時の炉内温度の制御などに利用されています。
  • スパークプラグの中心電極:放電による消耗に強いことから、電極の先端に使われます。
  • 有機ELの発光材料:イリジウム錯体が燐光材料として使われています。

◆ルテニウムが使われる主な製品

  • ハードディスクの記録媒体:記録層にルテニウムの薄膜が使われ、成膜材料のターゲット材として需要が伸びました。
  • 電解用の電極:基材の表面にルテニウムが薄く塗られています。
  • 抵抗体ペースト・チップ抵抗器:二酸化ルテニウムなどが厚膜抵抗に使われます。
  • 電気接点:白金やパラジウムとの合金として耐摩耗性を高める目的で使われます。

◆工場・研究施設でスクラップが発生しやすい場面

発生場面スクラップの例含まれている可能性がある元素
炉・温度計測設備の保守交換済みの熱電対、るつぼの破片Pt、Rh、Ir など
成膜工程(スパッタリング)使用済みターゲット材、装置内の付着物Ru、Ir、Pt、Au、Ag など
電子部品の製造抵抗体ペーストの残り、不良品Ru、Pd、Ag など
電解設備の更新使用済みの電極Ru、Ir など(表面の薄い被膜)
研究・試作合金の端材、試料片材料による

ここで注意したいのは、ルテニウムを含む電極や抵抗体ペースト、記録媒体は、基材に対してルテニウムが薄く塗られている構造が多いという点です。環境省の実証事業報告書でも、こうした構造やルテニウム酸化物が酸に溶けにくい性質から、回収がコスト面・技術面で難しいとされています。見た目より含有量が少ないケースが多いことを前提に考えましょう。

ここでは、「イリジウム 買取」「ルテニウム 買取」で検索される方が手元に持っていることの多い3品目について、売却前に確認したいポイントを解説します。いずれも、奈良屋貴金属の公式サイトには取扱可否の記載がない品目です。

◆スパークプラグ:貴金属は電極の先端のごく一部

イリジウムプラグは、中心電極の先端にイリジウム合金をレーザーで溶接した構造が一般的です。製品によっては、外側電極に白金合金を使ったものや、中心電極にルテニウムを配合したものもあります。

ただし、スパークプラグの大部分は、絶縁体(セラミックス)、金属製のハウジング、ニッケル合金の電極本体などで構成されています。貴金属が使われているのは、電極先端のごく小さなチップ部分だけです。

売却を検討する際は、次の点を確認しましょう。

  • 中心電極・外側電極にどの貴金属が使われている製品か(品番・カタログで確認)
  • 本数・総重量はどれくらいか
  • 未使用品か、使用済み品か

奈良屋貴金属の評価対象に照らすと、イリジウムプラグのイリジウム部分そのものは評価対象として記載されていません。白金合金を使った電極がある場合でも、その量はわずかです。取扱いの可否と、そもそも取引条件(分析手数料の上限など)を満たすかを、送付前に問い合わせてください。

スパークプラグと排気触媒は別物です
奈良屋貴金属では「自動車・内燃機関の排気触媒」は取扱対象外と明記されています。排気触媒は排気ガスを浄化する装置で、点火を担うスパークプラグとはまったく別の部品です。スパークプラグについては公式サイトに記載がないため、「排気触媒と同じく対象外」とも「買取可能」とも断定できません。個別に確認しましょう。

◆電極:素材の合金か、表面の被膜かで大きく変わる

「イリジウム電極」「ルテニウム電極」と呼ばれるものには、大きく分けて2つのタイプがあります。

タイプ例貴金属の量
電極そのものが貴金属合金白金イリジウム合金の電極・接点比較的まとまって含まれることがある
基材の表面に被膜をつけたものチタンなどの基材に酸化ルテニウム・酸化イリジウムを塗布した電解用電極表面の薄い層に限られる

奈良屋貴金属の公式サイトには「メッキ製品の取扱いはございません」と明記されています。表面被膜タイプの電極がめっき製品に当たるかどうかは公式サイトでは判断できないため、品物の構造を伝えて事前に確認が必要です。

また、白金イリジウム合金のように評価対象の白金を含む合金であれば、白金部分が評価される可能性があります。合金組成が分かる資料があれば用意しておきましょう。

◆ターゲット材:残材の形とバッキングプレートを確認

ターゲット材(スパッタリングターゲット)とは、半導体や記録媒体などに薄い膜をつける「スパッタリング」という工程で、膜の原料として使われる金属の板や円筒のことです。使い終わったターゲットは、中央部などがえぐれた形で材料が残ります。

売却前には、次の点を確認しましょう。

  • ターゲットの材質(Ru、Ir、Pt、Au、Ag などの単体か合金か)
  • バッキングプレート(ターゲットを固定する銅などの台座)が付いたままか
  • 使用済み品か、未使用の端材か
  • 装置内の防着板などに付着した膜のスクラップか

奈良屋貴金属では、公式サイトのコラムで「金スパッタ材」「金蒸着材料」を売却できる可能性のある品目として紹介しています。一方、ルテニウムやイリジウムのターゲット材は、評価対象元素に含まれていないため、そのままでは評価されない可能性が高いと考えられます。白金・金・銀などの評価対象元素を含むターゲットかどうかを確認し、事前に相談しましょう。

金のスパッタ材や蒸着材料の扱いは、金スクラップ買取ガイド|K24端材・金ペースト・金ワイヤの評価と金めっきの注意点で詳しく解説しています。

◆イリジウムと一緒に白金・ロジウムが含まれていないか

イリジウムやルテニウムの品物でも、白金やロジウムと組み合わせて使われているケースは少なくありません。

  • 白金イリジウム合金(Pt-Ir)
  • イリジウムロジウム系の熱電対
  • 白金・パラジウムとルテニウムの合金接点

奈良屋貴金属の評価対象である白金・ロジウム・パラジウムを含む品物であれば、その部分が評価される可能性があります。ロジウムを含む品物の評価については、ロジウム買取ガイド|ロジウムスクラップ・Pt-Rhの査定と相場、めっき品の注意点も参考にしてください。

貴金属スクラップの査定額は、「品物の重さ×相場」では決まりません。実際に精錬して取り出せる貴金属の量が評価の出発点になるためです。

◆含有量:品物全体のうち貴金属が占める割合

スパークプラグや表面被膜タイプの電極のように、貴金属がごく一部にしか使われていない品物は、全体の重さが大きくても貴金属の量はわずかです。

奈良屋貴金属では、分析手数料を合計評価金額の15%を上限とし、15%を超える品物は取引できないと案内しています。含有量が少なすぎる品物は、取引の対象にならない可能性があります。

◆形状・重量:前処理の手間と最低引き受け量

線材、板材、粉末、泥状のスラッジなど、形状によって前処理や精錬の手間が変わります。奈良屋貴金属の公式サイトでは、熱電対や貴金属含有ペーストを紹介する箇所に「商材の特性上1kg以上で引き受け」との記載があります。どの品目に適用されるかは品物によるため、少量の場合は事前に確認しましょう。

◆異物・母材の混在:正味の貴金属量が分かりにくくなる

セラミックス、鉄、銅のバッキングプレート、油分、水分などが混ざっていると、正味の貴金属量が分かりにくくなり、前処理で除去する工程も必要になります。奈良屋貴金属では、切粉に混じった鉄やステンレス、切削油などの不純物を自社精錬で除去してから分析する例を紹介しています。

◆状態:受け入れできないものもある

奈良屋貴金属の公式サイトでは、次のような品物は受け入れできないと明記されています。

  • 液体の品物
  • 含有率の低い品物
  • 放射性成分、ヒ素、フッ素、水銀、カドミウム、セレンなど、国や都道府県などが規制する成分を含む品物
  • 毒物・劇物を含む化成品などは別途相談
査定に関係する要素評価への影響事前に確認したいこと
含有量回収できる貴金属量の上限を決める組成資料、仕様書
形状前処理・精錬の手間が変わる線・板・粉・泥状など
重量最低引き受け量に関係するおおよその総重量
異物・母材正味量の把握と除去の手間付属部品、付着物の有無
状態受け入れ可否に関係する液体・規制物質の有無

工業用貴金属スクラップは、見た目だけでは何がどれだけ含まれているか判断できません。そのため、多くの業者が「前処理→精錬→分析→評価」という流れで価値を確定させます。

◆前処理と精錬:不純物を取り除く

まず、洗浄や異物の除去、分別などの前処理を行い、精錬によって不純物を取り除きながら貴金属を濃縮します。母材や付着物が多い品物ほど、この工程に時間がかかります。

◆分析:含有量を元素ごとに測る

濃縮した試料について、貴金属の含有量を元素ごとに測定します。分析方法には、試料を溶かして測る方法や、鉱石中の貴金属の定量にも使われる「乾式試金法」など、複数の手法があります。どの手法を使うかは業者や品物によって異なります。

◆評価:相場をもとに金額を算出する

分析で確認された元素ごとの含有量に、評価日の相場を当てはめて金額を算出します。そこから分析手数料などを差し引いた額が、支払額になるのが一般的です。

◆破壊分析では品物は元の形に戻らない

溶かして分析する破壊分析では、品物は元の形では戻ってきません。奈良屋貴金属の公式サイトでも、分析法が破壊分析となるため、対象を元の姿で返却することはできないと案内されています。

また、5元素(金・プラチナ・パラジウム・銀・ロジウム)が含まれていない場合や、貴金属含有量が極めて少ない場合は、返送料がお客様の負担になるとされています。イリジウム・ルテニウムだけを含む品物は、この「5元素が含まれていない場合」に当たる可能性があるため、送付前の確認が特に重要です。

マイナー白金族を含む品物は、取扱いの可否を確認するところから始まります。次の情報をそろえておくと、問い合わせがスムーズです。

◆品物の情報

  • 品名と、もともとの用途(例:電解槽の陽極、スパッタ装置のターゲット)
  • 発生した工程と時期
  • 材質・組成(仕様書、カタログ、品番、ミルシート、分析表など)
  • 数量とおおよその総重量
  • 形状(線材、板材、円筒、粉末、泥状など)

◆用意しておきたい写真

  • 品物全体が分かる写真
  • 表面の状態、使用痕、えぐれ方が分かる近接写真
  • 刻印、ラベル、品番が写った写真
  • バッキングプレートや保護管など、付属部品の取り付け状態が分かる写真

◆安全面の確認事項

  • 薬品・油分・水分の付着がないか
  • 規制物質を含む可能性がないか
  • 液体に該当しないか

組成資料に書かれた数値と、実際に回収できる量が一致するとは限りません。資料は判断材料として用意し、最終的な評価は分析結果で決まると考えておきましょう。

イリジウム・ルテニウムの売却では、「どこが一番高いか」よりも先に、その業者が対象元素を評価できるかを確認することが大切です。

確認項目確認したい内容
取扱品目イリジウム・ルテニウムを評価対象にしているか。合金・被膜・ペーストなど形態ごとの可否
分析方法自社分析か委託か。どの元素を分析・報告するか
査定条件最低引き受け量、含有率の下限、受け入れできない品物
報告内容元素ごとの含有量と評価額が分かる報告書が出るか
費用分析手数料、精錬費、送料、振込手数料の扱い
評価日どの日の相場で評価するか
返送条件取引不成立時の返送の可否と送料負担。破壊分析かどうか
支払い時期見積もりから入金までの目安

◆評価対象元素を最初に確認する

業者によって評価できる元素は異なります。イリジウム・ルテニウムを評価対象にしていない業者に送ると、品物は破壊分析で元の形に戻らず、評価額もつかない、という結果になりかねません。送付前に「どの元素を評価するか」を必ず確認しましょう。

◆報告書の内容と費用の内訳を確認する

元素ごとの含有量、適用した相場、手数料の内訳が分かる報告書が出るかどうかも、業者選びの判断材料になります。自社で精錬・分析する体制か、外部に委託する体制かによって、納期や費用の考え方も変わります。この違いは自社精錬対応と委託精錬の違いとは?高く売るための重要なポイントで解説しています。

ここでは、奈良屋貴金属の公式サイトに掲載されている内容を紹介します(2026年11月5日確認)。条件は変更される場合があるため、申し込み前に最新情報をご確認ください。

◆まずは電話・メールで取扱可否を確認

イリジウム・ルテニウムを含む品物、スパークプラグ、電極、ターゲット材は、公式サイトに取扱可否の記載がありません。品物を送る前に、品名・用途・組成資料・写真・重量を伝えて相談してください。

◆申し込み方法

申し込みは次の2通りです。いずれも身分証明書のコピーが必要です。

  1. オンライン申し込み
  2. 買取申込用紙(PDF)をダウンロードして記入

梱包材が手元にない場合は、梱包材・着払い伝票・申込用紙がセットになった「無料宅配買取セット」を、お問い合わせフォームから申し込めます。宅配便は着払いで、最大80サイズ1個口までと案内されています。量が多い場合は、事前に電話で相談するよう案内されています。

◆お預かりから支払いまでの流れ

  1. お預かり:店頭または宅配便で受け付け(来店前は要連絡)
  2. 検品・計量:電子機器で計量
  3. 成分別精密分析:前処理から電子機器による精密分析・査定まで自社で実施
  4. 見積もりの連絡:分析報告書の報告日付の相場で評価し、分析査定報告書として提出(メール・電話・FAX)
  5. 成立:内容を了承のうえで成立
  6. お振込:指定口座へ振込

公式サイトでは「最短当日受入・即日お支払い」とされていますが、依頼の混雑状況により最大3営業日かかる場合があり、商材によっては4週間程度を要する場合があるとも記載されています。入金までの流れは貴金属スクラップの買取から入金まで最短何日?スピード査定の流れを解説でも紹介しています。

◆送付前に押さえておきたい注意事項

  • 破壊分析のため、品物は元の姿で返却できません。
  • 5元素(金・プラチナ・パラジウム・銀・ロジウム)が含まれていない場合や、含有量が極めて少ない場合は、返送料がお客様負担になります。
  • 分析手数料は合計評価金額の15%が上限で、15%を超える品物は取引できません。
  • メッキ製品と自動車・内燃機関の排気触媒は取扱対象外です。
  • 分析報告後、一定期間内に返事がない場合は、記入した住所に品物が返却されます。

奈良屋貴金属で取り扱っている工業用貴金属の詳細は、工業用貴金属スクラップ買取のページをご覧ください。

Q. 奈良屋貴金属でイリジウムは買取できますか?

A. 公式サイトでは、評価対象を金・パラジウム・ロジウム・銀・白金の5元素とし、それ以外の成分は評価されないと明記されています(2026年11月5日確認)。イリジウムそのものの含有量を評価して買い取ることは、公式サイト上では確認できません。白金やロジウムを一緒に含む合金などは、その部分が評価される可能性があるため、品物の情報を伝えて事前にお問い合わせください。

Q. ルテニウムのスクラップはどうですか?

A. イリジウムと同じく、ルテニウムは公式サイトに記載された評価対象の5元素に含まれていません。ルテニウムと白金・パラジウムなどの合金や混在品であれば、評価対象元素の部分が評価される可能性があります。取扱いの可否は事前にご確認ください。

Q. 使用済みのイリジウムプラグはまとめて売れますか?

A. 公式サイトにスパークプラグの取扱可否の記載はありません。イリジウムプラグの貴金属は電極先端のごく一部で、イリジウム部分は評価対象として記載されていないため、送付前に必ず問い合わせてください。なお、取扱対象外とされている「自動車・内燃機関の排気触媒」とスパークプラグは別の部品です。

Q. 酸化ルテニウムを塗った電解用電極は対象になりますか?

A. 公式サイトに記載がなく、断定できません。表面被膜タイプの電極は貴金属の量が少ないことが多く、ルテニウムは評価対象元素にも含まれていません。また、メッキ製品は取扱対象外とされています。電極の構造や組成が分かる資料を用意し、事前にご相談ください。

Q. ルテニウムやイリジウムのターゲット材は売れますか?

A. 公式サイトでは、金のスパッタ材や蒸着材料を売却できる可能性のある品目として紹介していますが、ルテニウム・イリジウムのターゲット材についての記載はありません。評価対象の5元素を含むターゲットかどうかを確認し、バッキングプレートの有無とあわせて事前にお問い合わせください。

Q. イリジウムの買取価格はいくらですか?

A. 奈良屋貴金属の公式サイトでは、金・プラチナ・パラジウム・銀の当日価格は掲載されていますが、イリジウム・ルテニウムの価格は掲載されていません。相場は変動するため、具体的な金額は取扱可否の確認と個別の分析・査定が前提になります。

Q. 取引が成立しなかった場合、品物は返してもらえますか?

A. 分析は破壊分析のため、元の姿で返却することはできません。また、5元素が含まれていない場合や含有量が極めて少ない場合は、返送料がお客様の負担になると案内されています。イリジウム・ルテニウムだけを含む品物は特に、送付前に取扱可否を確認してください。


ほかの白金族・貴金属スクラップについては、パラジウム買取の最新事情|工業用パラジウムスクラップの相場・適正に売るポイント、銀スクラップ買取ガイド|銀ろう・銀ペースト・銀接点・写真廃液の評価方法、これ、捨てていませんか?実は売れる工業用貴金属スクラップ30選もあわせてご覧ください。